関東土質試験協同組合
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永年勤続30年を迎えて

技術部 松﨑 公一

今年10月12日の創立記念日に永年勤続30年の表彰を頂きました。

思い起こせば、平成3年4月に21歳で当組合に入職してから、30年という月日が経っていました。入職当初は、試験組合が出来てまだ10年程の土質試験黎明期で、職員の平均年齢が今よりだいぶ若く、若者の活気に溢れる組合でした。毎日のように仕事が終わると先輩に誘われるままに飲みに行き、昼休みには試験所の駐車場でバレーボール、テニス、休日は体育館を借りてバドミントン、毎月のボウリング大会、年一の登山、関東地質調査業協会主催の軟式野球大会への参加など、当時の若者にとって楽しい行事が目白押しでした。そんな楽しい青春時代を過ごした結果、最も大切な土質試験の勉強は疎かになり、10年後には指示待ちの立派な作業員になりました。

作業員ではなく試験員にならなくてはと一念発起、東京大学に聴講生として半年間通って岩石力学の授業を受けたり、生産技術研究所にLDTの講習会に参加したり、また組合員の試験室でも研修をさせてもらったりと、浅学菲才の私が一人前の試験員になるために、自分なりに勉強し、入職18年目に地質調査技士資格を、28年目に土質試験管理者資格を取得しました。ただ、自分自身どこまでたどり着けたのか、まだまだ額の汗をぬぐう毎日です。

30年という年月は、気づけば頼りになる先輩試験員がどんどん定年退職してしまい、いつの間にか自分が頼られる試験員として、否応なく組合員の皆様や部下と接しなくてはならない立場となってしまう、そんな時間でした。そして、まったく土質試験に興味のなかった自分が、土質試験を生涯の仕事として取り組み続けた時間でした。

組合員の皆様の要望に応え、部下への技術伝承を行うには力不足の点も多々ありますが、勤続40年に向けてこれからも日々勉強を続けてまいりますので、今後ともご指導よろしくお願いいたします。


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