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昨年末に地盤材料の方法と解説
(通称:赤本)が10年ぶりに改訂されました

2020年12月に我々のバイブル、地盤材料の方法と解説が改訂されました。今回の改訂は、ISO規格(土の含水比・土の湿潤密度・土粒子の密度・土の粒度)とJIS規格の整合を取る検討によるものです。

上記4つの試験の主な変更点は、密度の単位が g/cm3Mg/m3 、密度の桁数は、有効数字小数点以下3桁だったのが、小数点以下2桁になり、長さの単位は、cm → mm 又は m に変わっています。(体積もmm3に変更)これに伴って色々な試験に影響が出るでしょう。透水・圧密・一軸圧縮・三軸圧縮・一面せん断は、次回改訂に検討するそうです。

 
今回の改訂の基本方針は以下の通りである。
1. 2016年に制定されているISO規格を参考にして改正を行う。
2. 結果を報告する有効数字と試験回数について言及する。
3. 規格・基準で使われている地盤工学用語の見直しを行う。
4. 刊行は、学会創立70周年記念事業の一環とする。

「赤本:序文より」

●その他、当組合で行っている試験に影響が出る変更点
新規基準JGS 2511‐2020「岩石の供試体の作製方法
 JIS A 1225:2020「土の湿潤密度試験方法」で、供試体高さが、2箇所測定→3箇所測定に変更

 

●現在、試験法の改訂に伴い、データシートの改造を、ソフト会社に依頼しており7月末日に完成する予定です。また、電子納品DTDがまだ新基準に対応していないため、平成28年度版に対応させる予定です。新規格・新基準データシートの完成の見通しがつきましたら、お知らせいたします。

以上

 

文責:石倉 仁士


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